第一部の時点で結局誰がどれくらい強いのか?

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ナルト道楽による、NARUTO-ナルト-第一部終了時点での各キャラクターの力関係の考察。

第一部終了の時点でさまざまな忍が登場したがその強さはあいまいで、たまに見られる絶対無敵のバケモノのようなキャラは出ていない。
そこで主要キャラの純粋な強さの力関係を考察してみる。

まず主人公のナルト。初登場時に比べれば、九尾の力を引き出したり、螺旋丸を習得するなど、強さだけなら中忍レベルは軽く超えているだろう。
大蛇丸や自来也をして「カカシと同程度」と言わしめたカブトに螺旋丸を喰らわせ倒してはいるが、発動したときすでに致命傷を負っている上、倒しはしたものの結局は攻撃を読まれており、数分と経たないうちに立ち上がるほど回復されている。綱手が治療しなかったら間違いなくあの時点で死んでいただろう。
相手が相手とはいえ、君麻呂との戦いも我愛羅でさえ致命傷を与えることができなかったので、リーが現れずにあのまま戦い続けていたら勝利できたかはかなり怪しい。
最後に終末の谷でナルトを破ったサスケだが、実力はナルトとほぼ互角、ややサスケが上回っていると考えていいだろう。

次に、上忍で最も出番が多かったカカシ。並みの上忍以上の実力を持つと思われる再不斬戦では、1度目は水牢の術にかかるも、最終的には2度も破っているので上忍の中でもその実力はトップクラスと思われる。さすがは他国に名を馳せるだけのことはある。
しかし、相手が三忍となると力が及ばないようであり、大蛇丸には「今のオレならアンタと刺し違えることくらいはできる」と構えるも、嘲笑された上に殺気に圧倒されている。カブトにも「強いといっても…カカシに同程度じゃねェ…」と言っており、明らかに下に見られている。

その大蛇丸一味の実力だが、側近のカブトは謎が多いものの、先述の通りおそらくカカシと同程度、四人衆と君麻呂は、君麻呂は別格として、四人揃っている際は「状態2」で傷を負いながらも上忍二人を倒しているものの、ほとんど刺し違える形でネジやチョウジに倒されている。四人衆の中でも実力が上と思われる多由也と左近に至ってはあっけなくテマリとカンクロウに敗れている。 この点を踏まえても大蛇丸直属の部下だけに、「状態2」の時点で上忍と同レベルの実力は持っているはずである。
問題は肝心の大蛇丸であり、初代、二代目火影が封印されてからの三代目との一騎討ちはほぼ互角と見られる。すでに風影を倒していることを考えて、火影と互角に渡り合うほどの実力は持っていると思われる。
しかし、次の転生の器にする予定だったイタチのことを「彼は私以上に強い・・・・・・」とカブトに漏らしている。しかし、当のイタチはイタチで木ノ葉の選りすぐりの上忍4人を相手に余裕さえ見せているが、ナルトのお守りが自来也だと知ると「やり合えば二人とも殺されるか良くて相打ちというところ、たとえ人数を増やしたとしても変わらないだろう」と鬼鮫に漏らしており、その前後のセリフからも、鬼鮫はイタチに及ばないことを自覚しているということと、二人とも「三忍」を恐れていることがわかる。当然ここでいう「人数」とは暁のメンバーのことなのだろう。短冊街でも自来也が現れるや、彼の術の前に一方的に退却、「天照」まで使用していることからも明らかである。

だが、自来也、綱手、大蛇丸の宿命の戦いで、大蛇丸は術を発動できないという彼にとって最悪のハンデを背負っているにもかかわらず、毒を盛られて同じくハンデつきの自来也、血液恐怖症を克服した綱手相手にほぼ互角に渡り合っている。カブトの力を借りた口寄せ、お得意の首伸ばしと口から生えた草薙の剣だけで、最終的には綱手の攻撃がクリーンヒットして退却するも、自来也、綱手共に負傷させている。この戦いでは綱手は創造再生という切り札を見せたが、自来也、大蛇丸はハンデを負っていたため必殺技のようなものを見せておらず、いまだに底が知れない部分がある。

イタチに話を戻す。大蛇丸が自分以上に強いと言ったのは彼に直接言ったわけではないはずで、自分の実力が三忍をも上回るとは思っていない可能性が考えられるが、冷静で自らの器に固執するという性格からはどうもしっくり来ない。第二部では本来の3割程度では生身で一度破ったカカシに敵わないことも判明した。これがカカシとの実力差がどれほどなのかはっきりはわからないが、少なくともカカシ相手に手加減して無傷で倒せるほどではないのだろう。相手が三忍なら尚更のはずである。これらのことから、やはり多少は三忍に一日の長があると推測できる。
最後に暁の他のメンバーについて考えてみる。第二部においてデイダラは正面から我愛羅とやりあっていたら、最初から捕獲を狙っていたとはいえ腕一本だけで済んだかどうかは疑問である。一方サソリ、ゼツ、イタチ、鬼鮫を除いた他のメンバーの実力、特にサソリ以外の面々の能力などは今のところは全くの謎に包まれている。
その中でもリーダー格の、写輪眼とは違った特徴的な眼を持つ男は、リーダーであるからには随一の実力を秘めていると見るのが妥当だろう。 もっとも、それがどれほどなのかは不明だが。
やはり恐るべきは「暁」といったところだろうか。

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