「699.5=THE LAST」に思う(ネタバレあり)

12月6日公開の映画、「THE LAST」は、699.5とジャンプ50号の裏表紙の広告に書かれていました。
つまり、699話と700話の間を埋めるエピソードになるということ、つまりアニメオリジナル、単なる外伝とは明らかに異なり、本編と密接に関わったエピソードになるということです。(岸本先生がストーリー総監修です)
700話は699話の何年も後の話ですので、映画ではその間に何があったのか、特にテーマは「恋愛」(公式サイトの岸本氏のメッセージより)ということですから、ナルトとヒナタが、またサスケとサクラがくっつく経緯などが描かれることが予想されます。

しかしよく考えると、これでは確かに完結はしましたが、これは結局連載ではストーリーを描き切ることができなかったということにならないでしょうか。ああいう大団円は描こうと思えば簡単に描けるわけです。ナルトは火影になりました。ヒナタと結婚して二人の子どもが生まれました。(ヒナタってそもそももともとヒロインとして描かれていなかったので、そのギャップを補完する必要が生まれた?)
それまでのプロセスを本編の中でもう少し描けなかったんでしょうか。(私自身、NARUTOはこのところ目を通すくらいにしていますが、ヒナタに関しては明確にナルトとくっつくことを暗示させるようなエピソードがあったんでしょうか?)もう限界だったのかもしれませんが。もし、ナルトがまだ火影にならない、開かれた終わり方をした上で(それ自体は終わり方として悪いことではない)、その続きを映画でやるなどというよりは何倍もマシでしょう。

ま、こんなことを言っていても内容は期待していますし、観ることになるとは思いますけれども。素直に楽しみにしておきましょう。

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